

ご無沙汰してます。
上は、出来立てホヤホヤ、11月公演のフライヤーです。
昭和精吾事務所の公式マスコット、シロが出て来るお話です。
昭和精吾事務所サイトは更新しているので、そちらで何してるかはお知らせできてるんですが
こちらしかご覧になってない方もいると思うので、ざっとご説明を!
1)9月21日に、代表を務める昭和精吾事務所が音楽アルバム『仮面劇・犬神』を発売
週間チャートイン、追加納品など売れ行き好調
https://showaseigo.com/wp/202209m
2)9月23日に、レコ発ライブを開催、超満員で盛況
https://showaseigo.com/wp/202209-2
3) 11月11-13日、ザムザ阿佐谷で22年ぶりに『仮面劇・犬神』上演
https://showaseigo.com/wp/202211
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1)9月21日に、代表を務める昭和精吾事務所が音楽アルバム『仮面劇・犬神』を発売
週間チャートイン、追加納品など売れ行き好調
寺山さんの戯曲『仮面劇・犬神』を歌と語りで48分の音楽劇に。
物語があるので、落語やラジオドラマなどの語りものが好きな人にも、音楽好きにも演劇好きにも、楽しんでいただけると思います。
で、こちらが発売数日で初回入荷分が完売になった店舗もあり、おかげさまで
ディスクユニオン週間チャートにて
・全店インディーズ部門2位
・新宿日本のロック・インディーズ館 総合1位
を獲得!
2)9月23日に、レコ発ライブを開催、超満員で盛況
第二弾はレコ発(音源発売記念)ライブでした。
音源に参加してくれたミュージシャンの所属バンドを中心にお誘いして、
Palastleben、曇ヶ原、COLLAPSEと、バンド形態の昭和精吾事務所が出演。
演奏は、西邑さんの他に音源に参加してくれたドラムの巨匠・吉田達也さんとa_kiraさん(マリア観音/曇ヶ原)。a_kiraさんは対バンの曇ヶ原の出番もあるし、吉田さんも毎日のようにライブがあるのに、なんだかんだ昭和精吾事務所のセットリスト(音源で参加してないのまで)フル参加してくださった。
こちらとしてはあんまりご負担を掛けては悪い、という気持ちで、参加した曲だけでって提案したのだけど、吉田さんが軽く「全曲さらってあるよ」と言い、a_kiraさんも(劇伴の経験値のせいもあるけど、もともとその資質あるんだろうな)足りないところを積極的に補い・・・すごいメンバーでした。
例えば、エンディングのアコースティック曲『鬼の帰り道』。
この曲は西邑さんのアコギと私の歌と梶くんの語りだけの曲でした。なのでカーテンコール曲にして、みなさんを紹介して退場してもらい、三人だけでエンディング〆て終わり、とプランを立てたのですが・・・
吉田さん「その曲も叩けるよ」
西邑「アコギ曲なんで想定してませんでした(汗)、じゃあやってみますか…?」
から始まり、
こもだ「ヴォーカル陣が手持ち無沙汰ですよね?」
吉田さん「この曲、手拍子あるじゃない、あれやってれば?」
こもだ「!!」
私には全然浮かばなかった発想。
a_kiraさんも、気づけば私がMC(トーク)してて歌わない間、黙って歌メロを鍵盤でなぞってくれてて。「俺そこやりますよ」とかじゃない、黙って。しかもちょうどいいバランスで。
しかもちょっと郷愁漂う音色で(そんなの音源に入ってないから完全にa_kiraさんのセンス)曲にバッチリ馴染む・・・
俳優陣(桂太さん、梶くん、とっきー)も、頼りにすべき台本もBGMもギリギリで、ライブの材料を完全な形でお渡しできてない状況、かつライブハウス・爆音・タイミングが決まってるなど色々制約ある中で、ちょっと困りながらも最終的には振り切って、堂々たる風情で楽しんでくれてて。
棚ボタでやれることになった『鬼の帰り道』バンドバージョン、生バンド演奏と三人の手拍子で歌いながら「なんて幸せな座組だろう、このメンバーで11月公演までやれたらどんなに心強いか・・・でもみんな忙しいし叶わないだろうな」と思ったものです。
吉田さんは11月公演の打診はしていたけど、でも今回のが大変で「演劇の演奏なんてもうこりごりだぜ」ってなるかもしれないし、最終リハ終わってから話そうと思っていました。
そしたら意外と楽しんでいただけたみたいで、「今回やった曲はもうできるし、ほかも入れるところはやりますよ」と、全面的に参加してくれることになった!
そしたらそれを聞いた桂太さんが「で、吉田さんでるけど、a_kiraはどうすんの?(笑)」と言い出して、トントン拍子にa_kiraさんも参加してくれることになりました。
リハスタでぼんやり思ったことが叶ってしまいました。
ライブは「劇団が音源発売して売れるの?レコ発ライブってお客さん来るの?」って思ったけど、酸欠になりそうな超満員で、本当にありがたかったです。対バンや吉田さんのお客さんも多かったので、昭和精吾事務所は初めて見るのに、楽しんでくれて嬉しかったです。
バンドのお客さんからすると、俳優の台詞や演技にあまり触れたことがないので、新鮮に楽しんでもらえたみたいです。
桂太さんは音楽好きだしシーザーコンサートでライブ経験あるし、パフォーマンス力ある。
梶くんはいい俳優だから自力で一本筋を通せるし、意外とそういうギャンブル性のあるのが好き。
とっきーは、ライブで歌うのは初めてって言ってたけど、イベントで客席に向かって喋ることは長くやってきているし、困ったときに振り切って楽しむ強さを持ってる。
最終稽古から当日リハまでにLINEで演出をいくつか提案して、とっきーにリハでぶっつけで合わせてもらったら、ちゃんと私の希望通りに出来ちゃって。その対応力というか、受信して発信する力がすごくあるなと改めて思った(それは子供相手のMCで培われてたのかもしれない)。
そんなこんなで気にしなきゃいけないことたくさんの現場で、音楽監督の西邑さんを頼りにするつもりでしたが、西邑さんも大変そうで、あんまり話す時間もなく、とはいえまあ8年の歴史があるから大丈夫と信じて舞台に上がりました。
演劇では、わかりやすいアイコンタクトをしないことこそが美学だったりするのですが、ライブのいいところって自由に周りを見ていいところだと(むしろその交流がお客さんに見えることが望ましいと)思っていて、このライブ中も、歌ってない時や演技してない時(役ではなくヴォーカルとしている時)にメンバーを見ていたのですが、西邑さんだけ何度かみても全然目が合わない(笑)
演奏に没頭してるんだな・・・楽器隊が強い時って演奏に集中するもんな、西邑さんは、・・・って思って終わりましたが、あとで映像を見たら、私が見てるときと西邑さんがこっちを気にしてくれてる時が見事にずれてただけでした。
あれ、さらっと書くつもりが長くなってしまいましたが、そんなわけで
3) 11月11-13日、ザムザ阿佐谷で22年ぶりに『仮面劇・犬神』上演
11月公演(演劇)に向けて稽古中です。
作品は22年ぶりの上演。渋谷ジァン・ジァン閉館とともに封印していたレパートリーを、音楽を刷新して再誕させるという企画です。
音源は音源としての最上の良さを求め、ライブはライブで30分で物語と楽曲の良さを伝えることを重視し、11月は演劇です。生演奏、楽器隊が3人もいるなんて想像してなかったんですけど、すごくパワーのある作品になることは確かです。
22年前の道具たち、今回出演しながら美術統括も担ってくれる真夢もいて、22年前の昭和精吾演出の意図を読み解きながら新しい犬神を構築中です。
フライヤーの衣装プランは私ですが、本番は竹内陽子さんがデザインしてくれます。
いろんな人の協力をいただいて、シロは羽ばたきます(犬ですけど)。
短いスパンでは12月からの、もう少しいえば2016年、
もっといえば私とイッキが昭和精吾事務所に初出演した1997年『犬神』から始まっている、この渾身のプロジェクト。ぜひ見にくてください。
(道具が大きくて大変で、ホイホイ再演できないと思うので)
https://showaseigo.com/wp/202211

(これの裏で、所属する、西邑さん主宰のACM:::というバンドのレコーディングなんかもしてたんですが、それはまたの機会に)
週間チャートイン、追加納品など売れ行き好調
寺山さんの戯曲『仮面劇・犬神』を歌と語りで48分の音楽劇に。
物語があるので、落語やラジオドラマなどの語りものが好きな人にも、音楽好きにも演劇好きにも、楽しんでいただけると思います。
で、こちらが発売数日で初回入荷分が完売になった店舗もあり、おかげさまで
ディスクユニオン週間チャートにて
・全店インディーズ部門2位
・新宿日本のロック・インディーズ館 総合1位
を獲得!
ディスクユニオン新宿日本のロック・インディーズ館@diskunionBF
2022年9月26日(月)付【週間 新宿日本のロック・インディーズ館独自チャートTOP5】
2022/09/30 14:22:57
1.昭和精吾事務所 / 仮面劇・犬神
2.KERA / 逃亡者K
3.吉野大作 / ランプ製造工場 (LP)
4.KAZUFUMI KO… https://t.co/JsGpxB1NKu
こもだまり|昭和精吾事務所@mari_air
9/29付ディスクユニオン日本のロック・ポップスチャートで天井桟敷の「邪宗門」が4位。
2022/09/29 23:40:04
我らがボス昭和精吾とJ・A・シーザー氏・新高けい子氏・蘭妖子氏は、時を超え2ジャンルWランクイン。
すごいな!
しかも #仮面劇犬神の「隠… https://t.co/77hSGOvV7y
2)9月23日に、レコ発ライブを開催、超満員で盛況
第二弾はレコ発(音源発売記念)ライブでした。
音源に参加してくれたミュージシャンの所属バンドを中心にお誘いして、
Palastleben、曇ヶ原、COLLAPSEと、バンド形態の昭和精吾事務所が出演。
演奏は、西邑さんの他に音源に参加してくれたドラムの巨匠・吉田達也さんとa_kiraさん(マリア観音/曇ヶ原)。a_kiraさんは対バンの曇ヶ原の出番もあるし、吉田さんも毎日のようにライブがあるのに、なんだかんだ昭和精吾事務所のセットリスト(音源で参加してないのまで)フル参加してくださった。
こちらとしてはあんまりご負担を掛けては悪い、という気持ちで、参加した曲だけでって提案したのだけど、吉田さんが軽く「全曲さらってあるよ」と言い、a_kiraさんも(劇伴の経験値のせいもあるけど、もともとその資質あるんだろうな)足りないところを積極的に補い・・・すごいメンバーでした。
例えば、エンディングのアコースティック曲『鬼の帰り道』。
この曲は西邑さんのアコギと私の歌と梶くんの語りだけの曲でした。なのでカーテンコール曲にして、みなさんを紹介して退場してもらい、三人だけでエンディング〆て終わり、とプランを立てたのですが・・・
吉田さん「その曲も叩けるよ」
西邑「アコギ曲なんで想定してませんでした(汗)、じゃあやってみますか…?」
から始まり、
こもだ「ヴォーカル陣が手持ち無沙汰ですよね?」
吉田さん「この曲、手拍子あるじゃない、あれやってれば?」
こもだ「!!」
私には全然浮かばなかった発想。
a_kiraさんも、気づけば私がMC(トーク)してて歌わない間、黙って歌メロを鍵盤でなぞってくれてて。「俺そこやりますよ」とかじゃない、黙って。しかもちょうどいいバランスで。
しかもちょっと郷愁漂う音色で(そんなの音源に入ってないから完全にa_kiraさんのセンス)曲にバッチリ馴染む・・・
俳優陣(桂太さん、梶くん、とっきー)も、頼りにすべき台本もBGMもギリギリで、ライブの材料を完全な形でお渡しできてない状況、かつライブハウス・爆音・タイミングが決まってるなど色々制約ある中で、ちょっと困りながらも最終的には振り切って、堂々たる風情で楽しんでくれてて。
棚ボタでやれることになった『鬼の帰り道』バンドバージョン、生バンド演奏と三人の手拍子で歌いながら「なんて幸せな座組だろう、このメンバーで11月公演までやれたらどんなに心強いか・・・でもみんな忙しいし叶わないだろうな」と思ったものです。
吉田さんは11月公演の打診はしていたけど、でも今回のが大変で「演劇の演奏なんてもうこりごりだぜ」ってなるかもしれないし、最終リハ終わってから話そうと思っていました。
そしたら意外と楽しんでいただけたみたいで、「今回やった曲はもうできるし、ほかも入れるところはやりますよ」と、全面的に参加してくれることになった!
そしたらそれを聞いた桂太さんが「で、吉田さんでるけど、a_kiraはどうすんの?(笑)」と言い出して、トントン拍子にa_kiraさんも参加してくれることになりました。
リハスタでぼんやり思ったことが叶ってしまいました。
ライブは「劇団が音源発売して売れるの?レコ発ライブってお客さん来るの?」って思ったけど、酸欠になりそうな超満員で、本当にありがたかったです。対バンや吉田さんのお客さんも多かったので、昭和精吾事務所は初めて見るのに、楽しんでくれて嬉しかったです。
バンドのお客さんからすると、俳優の台詞や演技にあまり触れたことがないので、新鮮に楽しんでもらえたみたいです。
桂太さんは音楽好きだしシーザーコンサートでライブ経験あるし、パフォーマンス力ある。
梶くんはいい俳優だから自力で一本筋を通せるし、意外とそういうギャンブル性のあるのが好き。
とっきーは、ライブで歌うのは初めてって言ってたけど、イベントで客席に向かって喋ることは長くやってきているし、困ったときに振り切って楽しむ強さを持ってる。
最終稽古から当日リハまでにLINEで演出をいくつか提案して、とっきーにリハでぶっつけで合わせてもらったら、ちゃんと私の希望通りに出来ちゃって。その対応力というか、受信して発信する力がすごくあるなと改めて思った(それは子供相手のMCで培われてたのかもしれない)。
そんなこんなで気にしなきゃいけないことたくさんの現場で、音楽監督の西邑さんを頼りにするつもりでしたが、西邑さんも大変そうで、あんまり話す時間もなく、とはいえまあ8年の歴史があるから大丈夫と信じて舞台に上がりました。
演劇では、わかりやすいアイコンタクトをしないことこそが美学だったりするのですが、ライブのいいところって自由に周りを見ていいところだと(むしろその交流がお客さんに見えることが望ましいと)思っていて、このライブ中も、歌ってない時や演技してない時(役ではなくヴォーカルとしている時)にメンバーを見ていたのですが、西邑さんだけ何度かみても全然目が合わない(笑)
演奏に没頭してるんだな・・・楽器隊が強い時って演奏に集中するもんな、西邑さんは、・・・って思って終わりましたが、あとで映像を見たら、私が見てるときと西邑さんがこっちを気にしてくれてる時が見事にずれてただけでした。
あれ、さらっと書くつもりが長くなってしまいましたが、そんなわけで
3) 11月11-13日、ザムザ阿佐谷で22年ぶりに『仮面劇・犬神』上演
11月公演(演劇)に向けて稽古中です。
作品は22年ぶりの上演。渋谷ジァン・ジァン閉館とともに封印していたレパートリーを、音楽を刷新して再誕させるという企画です。
音源は音源としての最上の良さを求め、ライブはライブで30分で物語と楽曲の良さを伝えることを重視し、11月は演劇です。生演奏、楽器隊が3人もいるなんて想像してなかったんですけど、すごくパワーのある作品になることは確かです。
22年前の道具たち、今回出演しながら美術統括も担ってくれる真夢もいて、22年前の昭和精吾演出の意図を読み解きながら新しい犬神を構築中です。
フライヤーの衣装プランは私ですが、本番は竹内陽子さんがデザインしてくれます。
いろんな人の協力をいただいて、シロは羽ばたきます(犬ですけど)。
短いスパンでは12月からの、もう少しいえば2016年、
もっといえば私とイッキが昭和精吾事務所に初出演した1997年『犬神』から始まっている、この渾身のプロジェクト。ぜひ見にくてください。
(道具が大きくて大変で、ホイホイ再演できないと思うので)
https://showaseigo.com/wp/202211

(これの裏で、所属する、西邑さん主宰のACM:::というバンドのレコーディングなんかもしてたんですが、それはまたの機会に)