
大原とき緒さんが監督した『ナゴシノハラエ』上映会へ。
数年前に撮影したのだけど、ずっとタイミングが合わずに完成版を見られていなかった。
母役の、とき緒さんの衣装はわたし監修だったのもあり、浴衣を着て行った。
わたしの役は『ビンヅメノジゴク』(夢野久作の『瓶詰の地獄』より抜粋)を上演している劇団員で、わたしが兄役、野口有紀ちゃんが妹役。いまは無き神楽坂die-pratzeで撮影している。演出はメインキャストの土山壮也さん(劇団め組)だった。土山兄さんとは『Bon Voyage!』という舞台で恋人役(?)で共演したご縁がある。
撮影したあとどう撮れていたかもチェックしなかった。演劇ではだいたい想像がつくけど、映像は経験が少ないからどんな具合か実感がなくてドキドキだった。結果はまさかの、想像通りの出来だった。ちょうどこのくらいだろうと思っていた通り。「もっと出来てると思ったのに」でもなく「思ってたよりいいね」のどっちかだと予想してたから不思議だった。
作品は、世代や人物について(双子や呼び名が混ざって)敢えて錯誤を狙っているようで複雑なところもあるが、基本は『MATSU⭐︎KAZE』と同じく不在の(捕えられない)男を待つ女を描いているのでわかりやすかった。
今後も映画祭などでの地方上映の企画を精力的に進めているようなので、上映の機会があればtwitterなどで告知するつもりです。どうぞ今後もよろしくお願いします。続きを読む