本日はお稽古がなくて、レコーディングDayでした。
青蛾館・のぐち和美さんが、声の出演を快諾してくれた。
「昭和さんに捧げます」と呟いてくださってた。「そろそろ昭和さんに青蛾館出演してもらったらいいじゃない、って言われたところだったのよ」と、昭和さんの訃報を伝えた時に聞いた。だから、少し違う形だけれど、こうして関わっていただけたことは嬉しい。

『犬神抄』なる『仮面劇・犬神』の台詞で構成したシーンに声の出演をお願いした。
のぐちさんは月雄を演じたことがあると思い込んでいたのだけど、
「『犬神』は大好きだけど、台詞を抜粋で語ったことしかないの。だから嬉しかったわ」。
昭和さんが演じていた姑の台詞を読んでもらった。自ら「お好きなのはどっち?」と提案してくださる。濡羽色みたいな艶のある響く低い音を選ばせてもらう。やはりいい声だ。
一緒に構築させていただいたので、のぐちさんの特性を認識した。のぐちさんは「う」音の発音が魅力的。そして優しい。「自分で自分の血筋を呪うような詩ですよね」って話をしたあとの4テイク目、苦しそうに絞り出すような声になったから「悲しくなっちゃいました?」って言ったらやはりそうだった。
だから少し距離を保って語ってもらったけれど、「音質はあれで」「ここのテンポは抑えて、ここで一旦納めて、ここは繋げて」などリクエストもしたが、それ以外は自由にしてもらった終わりの方のテイク、とてもよかった。やはり長く続けているかたはご自身のリズムというのがしっかりあるのだなあと思った。勉強になりました。ありがとうございました!
みなさま、どうか楽しみにしていてください。
(これから編集します)

今回は昭和精吾事務所公演なのに、やろうと思いついてしまったので麻人楽と同じ作業が山積している。麻人楽は30分もの、今回は10分だから労力は三分の一か、っていうと違うんだなー!(笑)
結局1作品は1作品分の労力が要るのです。
実は昼も、姑の台詞を使った歌の録音など。西邑さんの作ってくれた新曲です。
いつも「この詩を使ってこういうシーンにするから曲をください」って他の曲で仮構成したのを渡しておくと、ある日急に「デモ送っておきます!」って西邑さんから連絡が来る。そしてだいたい、想像の斜め上だったり、想像してないのが返ってきている。今回も「詩は全部使わなくていいですよ」って言ったのにフルバージョンだったし!(リクエストと違うのが来たけど出来がいいので、曲に合わせてそこから構成をやり直すことになるのが常である。)
8月以来のレコーディングだったんだけど、レコーディング中に自分の声をモニターするから歌が耳に強く残って、いまだずっと新曲2曲が頭を回っている。
ちょっと芝居がかった曲で、作曲家と相談の結果「下品で悪い感じ」ってニュアンスに決まったが、いまいち掴めなかったので、紅悦を降臨させるため『見世物地獄』を一回歌わせてもらったら、なんか行けた気がする。便利!
それにしてもこの「ねんねんころり」の台詞がシャウトされるの、世界初なんじゃないかな(笑)。
ワン!ワン!
11/29、いい肉の日だってニュースで見て「なんだっけ?」と引っかかったんだけど、
2014年、麻邑楽の初の戯楽曲『失名』をライブでやった日だ。戯楽曲というのは、今の麻人楽の原型になってる、楽曲の間を台詞で繋いで物語にしたもの。失名は、名前を失くした女の物語でした。『身毒丸』の台詞も使ったなあ。あれも、今歩いてる道に確実に繋がっている。
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青蛾館・のぐち和美さんが、声の出演を快諾してくれた。
「昭和さんに捧げます」と呟いてくださってた。「そろそろ昭和さんに青蛾館出演してもらったらいいじゃない、って言われたところだったのよ」と、昭和さんの訃報を伝えた時に聞いた。だから、少し違う形だけれど、こうして関わっていただけたことは嬉しい。

『犬神抄』なる『仮面劇・犬神』の台詞で構成したシーンに声の出演をお願いした。
のぐちさんは月雄を演じたことがあると思い込んでいたのだけど、
「『犬神』は大好きだけど、台詞を抜粋で語ったことしかないの。だから嬉しかったわ」。
昭和さんが演じていた姑の台詞を読んでもらった。自ら「お好きなのはどっち?」と提案してくださる。濡羽色みたいな艶のある響く低い音を選ばせてもらう。やはりいい声だ。
一緒に構築させていただいたので、のぐちさんの特性を認識した。のぐちさんは「う」音の発音が魅力的。そして優しい。「自分で自分の血筋を呪うような詩ですよね」って話をしたあとの4テイク目、苦しそうに絞り出すような声になったから「悲しくなっちゃいました?」って言ったらやはりそうだった。
だから少し距離を保って語ってもらったけれど、「音質はあれで」「ここのテンポは抑えて、ここで一旦納めて、ここは繋げて」などリクエストもしたが、それ以外は自由にしてもらった終わりの方のテイク、とてもよかった。やはり長く続けているかたはご自身のリズムというのがしっかりあるのだなあと思った。勉強になりました。ありがとうございました!
みなさま、どうか楽しみにしていてください。
(これから編集します)

今回は昭和精吾事務所公演なのに、やろうと思いついてしまったので麻人楽と同じ作業が山積している。麻人楽は30分もの、今回は10分だから労力は三分の一か、っていうと違うんだなー!(笑)
結局1作品は1作品分の労力が要るのです。
実は昼も、姑の台詞を使った歌の録音など。西邑さんの作ってくれた新曲です。
いつも「この詩を使ってこういうシーンにするから曲をください」って他の曲で仮構成したのを渡しておくと、ある日急に「デモ送っておきます!」って西邑さんから連絡が来る。そしてだいたい、想像の斜め上だったり、想像してないのが返ってきている。今回も「詩は全部使わなくていいですよ」って言ったのにフルバージョンだったし!(リクエストと違うのが来たけど出来がいいので、曲に合わせてそこから構成をやり直すことになるのが常である。)
8月以来のレコーディングだったんだけど、レコーディング中に自分の声をモニターするから歌が耳に強く残って、いまだずっと新曲2曲が頭を回っている。
ちょっと芝居がかった曲で、作曲家と相談の結果「下品で悪い感じ」ってニュアンスに決まったが、いまいち掴めなかったので、紅悦を降臨させるため『見世物地獄』を一回歌わせてもらったら、なんか行けた気がする。便利!
それにしてもこの「ねんねんころり」の台詞がシャウトされるの、世界初なんじゃないかな(笑)。
ワン!ワン!
11/29、いい肉の日だってニュースで見て「なんだっけ?」と引っかかったんだけど、
2014年、麻邑楽の初の戯楽曲『失名』をライブでやった日だ。戯楽曲というのは、今の麻人楽の原型になってる、楽曲の間を台詞で繋いで物語にしたもの。失名は、名前を失くした女の物語でした。『身毒丸』の台詞も使ったなあ。あれも、今歩いてる道に確実に繋がっている。
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