
次の舞台、廻天百眼の「殺しの神戯」チケット発売イベント中の新宿シアターPOOに潜入!!
POOに移ってからは初の襦袢クラブ体験。
18時半ごろに到着したら、舞台上で発売記念のツイキャス中。
ドドメと柚子がさっと迎えにきて、段上にあげられる。
ざっくんがマイクで「次は餅月わらび。オーディション組ですね。」と出演者紹介をしている。
音楽監督(演奏でも出演)の西邑さんの紹介まで終わって、
「ところで、こもださんが来てくれましたー」と紹介される。
ざっくんがちゃんと進行してて感心した。お兄さんになったねえ、と褒めて、
「出演者みんな紹介したの?」「はい」「わたしのことなんて言ったの?」「えー、恥ずかしいから教えないよう」「(笑)」「すきすきーって言ってました」「わたしもみんなが好きだよ!」「わーい!」
・・・なんだこれ。意気込みをみんなも言ったというので少ししゃべり、みんなでチケット発売のカウントダウンして、前売開始した。
そのあと、池の下も来てくださったお客様が、せっかく来たからとドリンクをご馳走してくださった。
また、お名前だけ知っててお会いしたことのなかったお客様(でも歌鈴とかチヒロを贔屓にしてくれていて、去年の昭和精吾事務所公演にご来場くださった)から公演の感想を伺えた。
「あれは観劇というより、『体験』でした。あのあと絵を描いたら、今までは描けなかったと思う線が描けたので」
「それは何か、影響を受けてくださったということなんですね、とても嬉しい褒め言葉です」。
昭和精吾の舞台を見た人が『衝撃』とか『体験』とか『事故のようなもの』と表現することがあった。私たちはそれを残したい、引き継ぎたいと思って続けているから。
その方の出自や経験談があんまり面白くてちょっと立ち話するつもりが長いことお話した。
個人的に印象深かったのは「武道って人と対峙するとまず、勝てるか、と考えるから人を観察する癖がついてるわけですよ。急所もよく知っているし、身内に医者がいるのもあって、骨格もきちんと知っているし、そうやって見るから、もし頭蓋骨並べられて『紅夜さんのはどれ?』て言われたらわかると思います」というところから始まった話。「だから、知っている人が体の調子がわるいのとか、バランスが崩れているからわかるんですよ」
「なるほど。それは違和感のような?」
「そう、違和感。」
わたしは医学の知識も超能力も持ち合わせてないけど、肩が凝ってるとか目が疲れてるとかってのはなんとなくわかる。なんでかなあと考えた結論が『違和感のせい』だった。
わたしの特技に校正(誤字脱字チェック)があるのだけど、これはまさに『違和感』を探す作業で、だからこれと同じ機能なんじゃないかなと考えたけど、こちらのお客様の言葉で、あながち間違いじゃなかったかもな、と思えたのでした。
話している間も場内にはサントラが流れているので、ちょくちょく自分の声がして、気になる。
そうこうするうちに「そろそろ最後のショウの時間ですよー。ご注文承ります!」と団員が言った。
お客様が「あれ入れたらやる?」と訊いて、わたしの持ち歌も1つ入れてくださる。
リクエストは全部で11曲あったはずだが1つ思い出せない。
【うろ覚えのセットリスト】◎印の4曲参加
また、ふりだしに戻る(「鬼姫」)◎
かごめかごめ(「鬼姫」)◎
陰々滅々悠々奈落(「悦楽乱歩遊戯」)
犯罪と宝石(「悦楽乱歩遊戯」)
見世物地獄(「少女椿」)◎
因縁性妄言(「屍のパレード」)
特捜!邏卒24時!(「冥婚行進曲」)◎
世界史の荒野(「エロスグロテッサアッパーグラウンド」)
臘月記(「臘月記」)
冥婚行進曲(「冥婚行進曲」)

(イメージ画像・去年の5月の百眼ショウより)
百眼はコンスタントにショウをやるから、公演に出ていなかったメンバーもできるのがいい。
でも最近やっていない昔の曲は、団員しか知らなかったりする。
「鬼姫」の曲は、懐かしくて(覚えてるかどうかもわからないのに)反応して参加してしまった。毬子がマイクをくれたので歌ってきた。初めて百眼に参加した、そしてわたしにとって、大切な作品。
ショウが始まって少ししたら、西邑さんが現れた。「見世物地獄」はわたし用に書いてもらった最初の曲で、大切な曲。しかし今日は・・・猫Tで、しかもプードルブーティである。

襦袢(和装)の皆さんとのバランスが・・・
ロングカーデを着ていたので毬子に「ねえ、これ襦袢だよね?」「はい、そ、うです」「心のきれいな人には襦袢に見えるから」というと客席はうなづいてくれたので、そういうことにして「見世物地獄」を歌う。やっぱりいい曲だ。
(始まる前、ざっくんが「デュエットにする?KEVINさん(西邑さん)も歌う?」て言ってわたしが「ギター弾きます?」「持ってませんやん!」なんて言ってる時には気づかなかったけど、この曲の仮歌はKEVINさん歌ってないから、KEVINさんの見世物地獄って聞いたことないや。)
「見世物地獄」も「特捜!邏卒24時!」は参加できるメンバーも多くて賑やか。
邏卒隊の時は邪魔だからカーデガンを脱いだら最前から「猫・・・(笑)」という声が聞こえた。
黒い着物とエナメルコルセットのところ、今日は白い猫Tですいませんでした。
春泥で「見世物地獄」やったときを軽く凌駕する違和感(笑)
参加メンバーは団員3人、研究生のドドメリナ、鈴木凛紗、そして本日襦袢クラブ参加の柚木成美に加え、客席よりわたし、伊勢マイル、鈴木彰紀、鋤柄拓也の総勢10名。
すっきー(鋤柄拓也)も経験ある数曲は参加し、ショウ未経験のあっきー(鈴木彰紀)も「犯罪と宝石」内で即興ダンスを披露。
あたたかい客席とメンバーに助けられて、急遽でしたが無事に務めることができました。
石井さん、ユウキくん、西邑さん、客席の皆さん、そしてPOOのりんさん、ありがとうございました。
