青森の一人息子の母親殺しを描く長篇叙事詩「李庚順」など
事務所のレパートリーである寺山修司の詩や短歌はもちろん、
猟奇の先にある美の世界を描く 江戸川乱歩「盲獣」、
ある二人の闘争と思索の果てしない記録 横田創「繁く咲く道」、
麻人楽音楽劇初期シリーズより こもだまり「幻視」、
そして永井幽蘭の残酷童話の世界をお届けします。
公演紹介で書いているこちらを、もうすこし詳しく紹介します。
こもだまり×昭和精吾
寺山修司 「長篇叙事詩 李庚順(りこうじゅん)」
音楽:J・A・シーザー
昭和精吾事務所@showa_terayama
🌖#氾濫原2 作品紹介
2019/11/26 13:38:44
寺山修司 「長篇叙事詩 李庚順」
戦後の青森。父は戦死、母は大三沢の進駐軍ベースへ出稼ぎに行き女手一つで息子を育てた。息子が中学を卒業し、映画館に就職したのを機に親子水入らずの生活を始めるが、息子は東京に… https://t.co/o4YrfvFYgj
通常はイッキとの二人語りなのですが、昭和精吾の映像とのコラボです。
去年もこの形式でしたが、夜公演でDVDが動かなくなり、急遽イッキさんが生身で登場した因縁の作品。通常版よりちょっと越境して、一部イッキパートも語ります。
昭和精吾事務所の語りの中心にある作品です。
写真はすべて、石井飛鳥氏(虚飾集団廻天百眼)。彼は劇団主宰だけでなくカメラマンで詩人なので、詩的ないい瞬間を捉えてくれる、信頼するカメラマンです。
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こもだまり×大島朋恵(りくろあれ)
横田創 「繁く咲く道(もくさくみち)」
音楽・演奏:西邑卓哲(FOXPILL CULT)
昭和精吾事務所@showa_terayama
🌖#氾濫原2 作品紹介
2019/11/25 22:34:59
横田創 「繁く咲く道」
ゲスト #大島朋恵
被告人「彼女」は初公判から詩のような言葉しか口にしない。
証人として呼ばれた殺人未遂事件の被害者「わたし」は皆が黙殺したその言葉を、解釈していく。
「どの春の… https://t.co/4MT3hwcxj1
初演は遥か20代の頃。再演すら2001年、去年 梶原航さんと上演した『短歌零年』と同じ作家が同時期に書いた戯曲です。11月に出演した大島朋恵さん主宰・りくろあれの『シロノヲト。』に通じる空気があって、とてもいい流れだと思っていたら、先週大島さんが出演した『小さなエイヨルフ』での演技もこの作品に必要な引き出しで、その流れにワクワクしています。
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こもだまり×常川博行
江戸川乱歩「盲獣(もうじゅう)」(原作)
音楽・演奏:西邑卓哲(FOXPILL CULT)
脚本:こもだまり
昭和精吾事務所@showa_terayama
🌖#氾濫原2 作品紹介
2019/11/28 20:45:24
江戸川乱歩 「盲獣」
ゲスト #常川博行
騙され閉じ込められた秘密の地下室。そこには闇でこそ味わえる、触覚の快楽があった。そこはふたりきりの楽園となったが、更なる刺激を求めたふたりは…
「サア、もっと… https://t.co/TgQ31j6iO4
幻想文学朗読者、と名乗っている常川さんとは何度か廻天百眼でご一緒しているが、
朗読で共演してみたいとずっと機会を待っていた。
猟奇も西洋紳士も血塗れも父性も似合う常川さんだから、吸血鬼ものという選択肢も考えたんだけど、今回は猟奇と快楽と血に焦点を当てる作品でお手合わせ願う。
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こもだまり×梶原航(航跡/ZINGY ZAP)×辻真梨乃
こもだまり「幻視++」
音楽・映像・演奏:西邑卓哲(FOXPILL CULT)
音声出演:昭和精吾
※麻人楽「幻視」解説 http://www.osk.3web.ne.jp/~nanten/matra/mt_bio/mt_bio02.html
昭和精吾事務所@showa_terayama
🌖#氾濫原2 作品紹介
2019/11/28 21:29:35
こもだまり「麻人楽音楽劇 幻視」
ゲスト #梶原航 #辻真梨乃
映像 #西邑卓哲
「うちの家系には何代かにひとり、眼の病を持って生まれる者がある。それは幻を視ると書いて幻視と呼ばれる」
寂れた社。満… https://t.co/4iGlNVANSq
「幻視」は2人で2015年初演、2016年に加筆して4人で「幻視+」というタイトルで再演。
シリーズもので、「幻視」「幻夢」「幻夜」「幻視+」「幻夢+」と大きくわけて3つの物語があります。
初演時CMでも少し雰囲気がわかると思います。
https://youtu.be/9z7hB5EL_Lw
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このほかに永井幽蘭さんの音楽会があって、西邑卓哲さんと辻真梨乃さんにももう少し活躍してもらう予定です。また追って書きます。続きを読む