6/14(水)第十三号雑居房 第十戒ライブ「しびれる日」 /池袋 音処・手刀

W/断絶間、うらら、スゥイング☆パァル、大門、SPANK

060614まり前曲目
1)第十三号雑居房
2)少女地獄
3)日本自殺考(詩・寺山修司)
4)御不浄の神様
5)月世界の女


稽古で、7月の分も合わせて練習していたので、頭がごちゃごちゃになって、あんまり集中して稽古できた気がしていない。「月世界の女」以外は初めてじゃないので、失敗する心配じゃないのだけど、なんだか変。
今回の曲が、7月のラインナップに比べてしっとり目なせい?
前日になっても、口をついてでる曲が来月用の曲だったりする程、混乱している。
けど、なんというか・・・落ち着いている。
060614饅頭up
当日、着替えて手刀へ。歩いても行けるけど、暑かったので電車で。
絽の着物とはいえ、黒い着物で(衣装の)派手な帯で大荷物の姿は物珍しいらしく、わたしを追い抜く人々はみんな、ちらっとさりげなく振り向く(笑)。普通に着物着ててもやられることだから、あんまり気にしないけど。

会場入りするとヂルさんは既に白塗り済み。対バンは初めてじゃないバンドさんもいるので、「お久しぶりです」的な挨拶をして、早速メイクへ。
帯も結んで来たし、白塗りも慣れたし、つけまつげ用の新兵器"つけまつげクリップ"で一発OKだし(これがものすごくいい。つけまつげクリップっていう、ホルダーの溝にグルー(のり)を塗ってそこにまつげを置いて、クリップではさんで生え際に付けるってだけの単純な仕組みなんだけど、すごく便利なのだ)準備万端でのリハーサル。
あんまりにも緊張しないので、逆に台詞間違えたりしそうだなと思う。

060614出張所お客様のさくらさんが「お客様にふるまってください」とくださった「狗」マーク入りの葬式饅頭(ちゃんと白黒の熨斗と紐がついている)と、ヂルさんがひとりで活動してる何年も前のCD-Rを無料配布するっていうんで、物販テーブルの一角をもらって、
雑居房コーナーをつくる。さくらさんによると「狗」の焼印をご自分でお持ちだそうで、「なにかに使えるならいつでも言ってください」とのこと。木に焼き付けたりできますね(さすがに「肌に」はしないけど)と話したんだけど、たとえば半襟にプリントしたりしたらかわいいかも、と今思った。

SPANKのBa.まいさんが雑居房コーナーに遊びに来てくれてお話する。
白塗りふたりと普通にお話してくれるまいさん(笑)。せっかくなので記念写真など。
わたしがSPANKの"Fly High"という曲が気に入っているとは再三言っているので「今日は"Fly High"やらないんですよ、すいません」とか。CD-Rについては、誰もが当然音源入りだと思うので、そうじゃないと説明すると「まりさんの唄入りの音源は作らないんですか?」と。ありがたいことに何人かそう言ってくれるので、作ろうか。
SPANKのVo.G.のしゅんちゃんが「なじんでるよ」と笑いながらやってくる。初対バンの日、手刀で帯結んでたら「手伝いましょうか?」と言ってくれたしゅんちゃん。あれ、うれしかったな。

そうこうするうちに開場。今日は出番が3番目なので、ふたつ見て、舞台の準備をして、ビデオの電源を入れようと客席に戻ったら、お客様がた=保さん、Oさん、Iさん、ゆきちゃん、もっちゃんに会ってしまう。本番前にいいのか、私?
勢いで「それじゃ、行ってきます!」と元気に挨拶して、本番。

準備しいてるヂルさんを横目に、私はもうマイク前で準備完了してて、会場のキュー(合図)担当のお姉さんと、
「着物、自分で着られるんですか?すごいですね」「いや、浴衣着られればすぐですよ。私も着始めて一年くらいです。やってみれば簡単ですよ」「よく着られるんですか?前に忘れ物を取りにいらした時もお着物で・・・」「月に何回かです。あの日はお墓参りの帰りだったので」そう、寺山さんのお墓参りの帰り、着物でここに寄っているのだ。やっぱりそう思われていたか。ライブ当日は(会場入りから帰りまで)ずっと着物だし。こんな話を本番前にするなんてなんだか、珍しい状態。
いよいよオープンって時に「じゃよければ行きます」とお姉さんにいわれ「よろしくお願いします」とお姉さんとヂルさんに挨拶したら、やっと心臓がどきどき言い出す。

060614藤居幸一版まり曲目
1)第十三号雑居房
2)少女地獄
3)日本自殺考(詩・寺山修司)
4)御不浄の神様
5)月世界の女


一年前の、わたしにとっての1st Liveでやった曲が3つもある。
ヂルさんも意識してないと思うけれど、ひとまわりって感じなのかもしれない。
あと、そうか(舞台がって訳じゃないけど、ライブとしては)初舞台の、当時の事を思い出すからだったのかも。
「月世界の女」は私は初めてだけど昔からあって、もとはリズムとレインスティック(ヂルさん演奏)だけの曲。このたびギターバージョンに編曲しなおした。こうやって少しずつ「新生」第十三号雑居房になっていくんだな、と思う。今回はヂルさんがギターで忙しいのでレインスティックは私がやることにした。どうやらペルーあたりの楽器らしい(世界ふしぎ発見!で見た)。

"日本自殺考"は地方公演含めればもう何度もやっているけれど、東京でやるのは一年前が初めてで、今日が二度目。
5月の名古屋公演の稽古で蘭妖子さんの前で読んでアドバイスをいただいて、去年の朗読とはだいぶ変わったんじゃないかと思う。昭和さんの演出も的確だけれど、蘭さんの、女の人んらではというか、中からの話がとても参考になった。昭和精吾事務所の俳優が目指すモデルはどうしたって昭和精吾なんだけど、昭和さんはやはり男らしい人だから、そのまんま倣うことはできない。
そういえば蘭さん、そろそろ岸田理生作品連続上演企画のコンサート「さようならパパ」の本番だな。楽しみ。

060614まり後今日は、半襟が赤地の花模様。黒い着物に牡丹の帯。帯揚と帯締は金色。髪の華を(15歳の少女の唄が二つもあるので、それにあわせて白にして、レースのひらひらをつけたので、帯下にもしごきみたいに白レースを巻く。
うちには「繁く咲く道」(【Air/2001】で上演)のドレス用に買ったの黒と白のレース(結構高い!)のあまりがあるのだ。(余談だが、白塗りなんて極端なメイクアップをすると、半襟って着物を汚さない為にあったんだというありがたみが、身にしみてわかる。)

ゆきちゃん、iさんはライブのハシゴだそうで、伝言を残して既に退出済み。ゆきちゃんの着物姿、ちゃんと拝めなかったや。残念。
終わってから、お客さんにおまんじゅうやらCDーRやら差し上げて、Oさんにまたしてもドリンクをごちそうなる。保さんが写真を撮ってくれた。みなさま、いろいろありがとう!

イベント終了後、スゥイング☆パァルのG.さんとDr.さんと4人で中打ち(演劇で中打ちといったら「中日(なかび)の打ち上げ」のことだが、音楽界では会場内でやる打ち上げを中打ちと呼ぶそうです)。頭痛のため、お酒はOさんにいただいた一杯だけにして、あとはひたすらオレンジジュース。こんなに飲んだの初めてじゃないかってくらい、何杯も何杯も。


※舞台写真は写真家の藤居幸一さんが撮ってくれたものです。ありがとうございました。
全部で三枚あって、藤居さんのサイトの「Live」のページで、Flashの作品に仕上がって置かれています。
[Photography/藤居幸一/Fujii Koichi]