その、岡崎藝術座を見にいってもうひとつ収穫があった。
去年の9月に参加したTEAMトーキョート『HSB〜ホップ・ステップ・バック〜』で私が演じた、大崎くんのお母様本人と会うことができた!
創さんが「あ、こちらまりさん」と紹介してくれたのだけど、わたしは初対面のかたで、「?(紹介してよ)」という顔をしていたら「まりさん知らないんだっけ?大崎家のお母さん」と教えてくれた。びっくりしてうれしくて「はじめまして!」と言ったら「はじめましてじゃないわよ、わたしは舞台見てるし、お見送りしてるところちらっと見てるから」とミエコさん(と呼ばれていたと思う、誰もちゃんと教えてくれないんだからもう・・・)。「そうなんですけど、わたし、あの時舞台見に来るって聞いてたので、けんじくんに絶対会わせてねって言ってたのに、帰ったあと『いま帰りました』って言われたんですよ!まさかお会いできるとは・・」「わたしはまりさんのブログ見てるから、知ってる人みたいな気がしてるのよ。お着物の写真とか・・・」わたしのブログを読んでくださってるとは全く予想外だったが、わたしも変な話だけど、大崎くんからお母さん役をやるに当たっていろいろ聞かされているし、自分で演じた役というのは(勝手な想像ではあるけれど)その人生を経験するわけで、なんだか初対面とは思えなくて、すごく楽しい。舞台の感想や、大江さんの話(ブログで私が大江さん好きなのを知ってらした)や、大崎くんの話や・・・昔から知っているような気持で、ほんとに楽しかった。喩えるなら、長く文通していた相手に初めて直接会えたかのような感覚?
去年の9月に参加したTEAMトーキョート『HSB〜ホップ・ステップ・バック〜』で私が演じた、大崎くんのお母様本人と会うことができた!
創さんが「あ、こちらまりさん」と紹介してくれたのだけど、わたしは初対面のかたで、「?(紹介してよ)」という顔をしていたら「まりさん知らないんだっけ?大崎家のお母さん」と教えてくれた。びっくりしてうれしくて「はじめまして!」と言ったら「はじめましてじゃないわよ、わたしは舞台見てるし、お見送りしてるところちらっと見てるから」とミエコさん(と呼ばれていたと思う、誰もちゃんと教えてくれないんだからもう・・・)。「そうなんですけど、わたし、あの時舞台見に来るって聞いてたので、けんじくんに絶対会わせてねって言ってたのに、帰ったあと『いま帰りました』って言われたんですよ!まさかお会いできるとは・・」「わたしはまりさんのブログ見てるから、知ってる人みたいな気がしてるのよ。お着物の写真とか・・・」わたしのブログを読んでくださってるとは全く予想外だったが、わたしも変な話だけど、大崎くんからお母さん役をやるに当たっていろいろ聞かされているし、自分で演じた役というのは(勝手な想像ではあるけれど)その人生を経験するわけで、なんだか初対面とは思えなくて、すごく楽しい。舞台の感想や、大江さんの話(ブログで私が大江さん好きなのを知ってらした)や、大崎くんの話や・・・昔から知っているような気持で、ほんとに楽しかった。喩えるなら、長く文通していた相手に初めて直接会えたかのような感覚?
早速ツーショット写真を撮ってもらって、大崎くんにメールで送信。
驚いて電話をくれた。
「わざわざ会ったんじゃないですよね?」懐かしい声。
実は先週、すわちゃんの舞台を見に行って『HSB』を思い出してる時に、大崎くんからの着信に気づいて、あまりのタイミングのよさに驚いた(その日わたしは演劇ハシゴで、また劇場に入ってしまって電話で話せず仕舞だった)のだった。
「いま鞍馬寺にはまってるんですよ」とか「12月公演、京都まで見に来てくださいよ」とか「また村松たちと一緒のときに電話しますね」とか言ってた。
ミエコさんと大崎姉弟は(脚本上でも感じたけど)親子だけど同志というか、仲間みたいな感触で、おもしろい。「友達みたいな親子」というよくある表現では追いつかない感触。ああそうか、これがわたしが大崎くんから説明された、息子の友達とも友達みたいに話せるお母さん、か! たぶん、子供だからとか歳が若いからって、いろんな意味で遠慮しない。子供だからってカテゴライズで甘やかしもしないし、下に見るのでもない。個を個として、あるまんまで捉えて話す感じ。
自分がやった役への興味もあるので、『HSB』についてと、大崎くんやさやかちゃんに対してのこともインタビューさせてもらって楽しかった。ああ、どんさん(お姉さん=さやかちゃん役をやった)も一緒に会えたらどんなに楽しかったか!
これまでのはおもしろがってればよかったけど、(あんなホームドラマは初めてだし)しかも自分とか身近なものが出て来るから見づらかったわ、と笑い、あんなドラマチックなことなかったわよ、とミエコさんは言った。でもあれは実際大崎くんに見えていた光景で、それを大崎くんが(戯曲に登場する)身近な人たちに伝える為の舞台でもあったのだ、と思う。大崎くんにとって「これを書けなければ、今後書いて行くことはできない」というターニングポイントの脚本だったのだし。
あれは大崎くんからみんなへのラブレターだったんだなー。
いまさらながらそんなことを思う。
ところで、あの脚本でキーになっていた(チラシにも大々的に書かれている)えびチャーハンの逸話は、フィクションだということが判明した。
ミエコさんに確認したら「そんなのないわよ、嘘よ(笑)」と否定され、「でも脚本でも、おかあさんは気づいてないけど特別な日にはいつも作ってくれる、って設定だったから、もしかしたら無意識にいつも作ってた何かがあるかもしれないですよ」と言ってさやかちゃんに聞いたら「・・・ないですね(笑)」と否定され、電話がかかってきた大崎くんにも聞いたら「はい、フィクションです(笑)」と一蹴され・・・。
この一家は・・・みんなして「(笑)」って。川村くんだってどんさんだってきっと完全に信じて疑いもしなかったと思う。ああ・・・(でも、チャーハンが苦手なのは本当だそうです)。
どんさんにメールで報告したら案の定、えびチャーハンフィクション説にはショックを受けてたけど「わたしもお会いしてみたかったです!」とのこと。いつか一緒に会えるといいな。大崎くんには内緒で(笑)
ああ楽しかった!
お母さん、さやかちゃん、ありがとうございました。
驚いて電話をくれた。
「わざわざ会ったんじゃないですよね?」懐かしい声。
実は先週、すわちゃんの舞台を見に行って『HSB』を思い出してる時に、大崎くんからの着信に気づいて、あまりのタイミングのよさに驚いた(その日わたしは演劇ハシゴで、また劇場に入ってしまって電話で話せず仕舞だった)のだった。
「いま鞍馬寺にはまってるんですよ」とか「12月公演、京都まで見に来てくださいよ」とか「また村松たちと一緒のときに電話しますね」とか言ってた。
ミエコさんと大崎姉弟は(脚本上でも感じたけど)親子だけど同志というか、仲間みたいな感触で、おもしろい。「友達みたいな親子」というよくある表現では追いつかない感触。ああそうか、これがわたしが大崎くんから説明された、息子の友達とも友達みたいに話せるお母さん、か! たぶん、子供だからとか歳が若いからって、いろんな意味で遠慮しない。子供だからってカテゴライズで甘やかしもしないし、下に見るのでもない。個を個として、あるまんまで捉えて話す感じ。
自分がやった役への興味もあるので、『HSB』についてと、大崎くんやさやかちゃんに対してのこともインタビューさせてもらって楽しかった。ああ、どんさん(お姉さん=さやかちゃん役をやった)も一緒に会えたらどんなに楽しかったか!
これまでのはおもしろがってればよかったけど、(あんなホームドラマは初めてだし)しかも自分とか身近なものが出て来るから見づらかったわ、と笑い、あんなドラマチックなことなかったわよ、とミエコさんは言った。でもあれは実際大崎くんに見えていた光景で、それを大崎くんが(戯曲に登場する)身近な人たちに伝える為の舞台でもあったのだ、と思う。大崎くんにとって「これを書けなければ、今後書いて行くことはできない」というターニングポイントの脚本だったのだし。
あれは大崎くんからみんなへのラブレターだったんだなー。
いまさらながらそんなことを思う。
ところで、あの脚本でキーになっていた(チラシにも大々的に書かれている)えびチャーハンの逸話は、フィクションだということが判明した。
ミエコさんに確認したら「そんなのないわよ、嘘よ(笑)」と否定され、「でも脚本でも、おかあさんは気づいてないけど特別な日にはいつも作ってくれる、って設定だったから、もしかしたら無意識にいつも作ってた何かがあるかもしれないですよ」と言ってさやかちゃんに聞いたら「・・・ないですね(笑)」と否定され、電話がかかってきた大崎くんにも聞いたら「はい、フィクションです(笑)」と一蹴され・・・。
この一家は・・・みんなして「(笑)」って。川村くんだってどんさんだってきっと完全に信じて疑いもしなかったと思う。ああ・・・(でも、チャーハンが苦手なのは本当だそうです)。
どんさんにメールで報告したら案の定、えびチャーハンフィクション説にはショックを受けてたけど「わたしもお会いしてみたかったです!」とのこと。いつか一緒に会えるといいな。大崎くんには内緒で(笑)
ああ楽しかった!
お母さん、さやかちゃん、ありがとうございました。
「三月の5日間」はとても面白かったし、まりさんとの出会いも含めて濃密な時を過ごすことができました。まりさんとたくさんお話しができて楽しかったし、嬉しかったし、テンション上がりました。
行きのバスの中では、行動するのってなんかエネルギーいるなぁーなんて考えてました。暑いしー!とかも。でも面白い芝居を観たり、楽しい会話をして、無意識のうちに新しいエネルギーで満たされた感じ。ありがとう!!!
ずっと前に創さんから、もし私とさやかが中高で同じクラスだったら友だちになっていたか、みたいなことをきかれ、二人同時に「なってない」と答えてました。私とさやかとけんじは長い時間一緒にいる人達です。
楽しい出来事が起きるのを〈待っている〉なんてほんと楽しくないですよね。12月、大崎けんじの楽しい嘘に期待して、今度は京都でお会いしましょう!まりさんの和装姿もみたいな。