アンティークモール銀座にあるwingのブログを見ていて、これは!と思ったので、改めて紹介。

5/19の記事です。

百聞は一見に如かずなので見ていただきたい。
「帯結びは金魚をイメージしてみました。」
とあって、まず正面の写真。確かに金魚を彷彿とさせる朱色。
そして三枚目のバックスタイルを見て、「金魚!!」と。

(いや、これ見てもらわないとわかりにくいんで、着物に興味なくて見に行かないもしくは見られない方には伝わらないんですが、見てもらったと仮定して話を続けます。)


ちょっと昂奮してるので、落ちつこう。
ふう。


着物のコーディネイトを考えるときに、着物と帯と小物で物語を表現するって楽しみ方がある。
(それは着物に限らず、おしゃれな人は洋服でだってやってることだけどね)
大胆なのもいいけど、さりげなく、たとえば子供の日に帯留が鯉とか、気づく人だけ「おっ」と思えばいいくらいのさりげないのがわたしは好きで、そういうのを見つけると嬉しくなっちゃう。
誕生日パーティでその人の名前にちなんだ柄の半襟をつけてるとかね、そのくらいの。

帯をこんな形にしちゃう柔軟な発想も、それを実際にかたちづくる技術も、どちらも持ち合わせてるから出来たこの形が、いいなあと思った。
ここには書いてないけど、水玉と立涌(うねうねした縦のライン)を金魚鉢の中の泡と藻に見立てて、帯を金魚にしたんでしょう。そのわざわざ言わないとこも、余裕な感じで、いい。


着物に限らず、生活はこういう感じで楽しみたいな。