
昭和さんのお供で、『寺山修司に愛された女優 ~天井桟敷の名華・新高恵子伝』出版記念会に出席する。
あいにくの雨模様だけれど、本の表紙に使われた写真の新高さんが振袖姿なのにあやかって、着物で。
会場に着くと、「最初で最後の天井桟敷同窓会」と銘打たれただけあって、100人を超える出席者がお祝いに駆け付けていた。そんな中、偏陸さんはTシャツ姿で三脚カメラを持って忙しそうにしている。昭和さんは仕事ですこし遅れますとのメール。半数以上がどなただかわからないこの状況、しかも着物のかた多数との読みは外れて、わたしだけ・・・。浮かれてきちゃったみたいで汗が出る。昭和さんはやくー!!
ほどなく司会の榎本さんの進行で、著者・山田勝仁さんのご挨拶が始まる。
山田さんはタキシードでびしっと決めている。
始まってすぐくらいに昭和さんが到着。ほっとした。「いまご挨拶はじまったところです」とお知らせする。
乾杯のあと、新高さん登場。
初めて見る生の新高さんは、昭和さんより年上と聞いているが、声の張りといい、パンツスーツで颯爽と歩く姿といい、面々に「ねえみんな、そうでしょう?」と語り掛ける調子のスピーチといい、まあパワーがみなぎっていて、今もってなお、看板女優の名にふさわしい女性だった。
寺山さんの短歌の朗読し、亡くなったばかりの浅川マキさんの歌「かもめ」を歌い、最後のリフレインでは「みんなも歌ってよ!」と呼びかけ、会場一体となっての大合唱となった。
そのあと歓談となったので、食事もそこそこに皆、懐かしい顔ぶれとの再会を楽しんでいる様子。
昭和さんを見つけて声をかけてきてくれる人達の半分が初めてお会いする方だ。
「昭和さん、会ったかたと写真撮っておきましょう」と云う。「いやあいいよう」とちょっと照れる昭和さんのカメラを奪い取り、ばしばし撮って行く。だって、同窓会なのだから。
※写真は昭和さんのブログにまとめてあげてあるので、そちらでぜひご覧下さい。
→昭和精吾の陸●海●空
着物でカメラ首から下げて、昭和さんと移動している私に通りがかりの蘭さんが「あらまりちゃん!おつかれさま。きれいねー、うんきれい!」と優しく声をかけてくださる。みんなをビデオ撮影している偏陸さんも「おっ今日着物?いいねえ。撮っておこう」とわたしまで撮ってくださる。ありがたいことだ。
この件でメールで何度かやりとりをした網走五郎さんも沖縄から駆け付けていた。
「あなたがこもださん?」と声を掛けてくださる。いまは沖縄でボクシングのジムにいらして、平成の「あしたのジョー」を育成中とのこと。
モノクロ写真や映像でしか見たことなかったかつての天井桟敷メンバーが次々現れて、頭がちょっと飽和。
そしてついに今日の主役の一人、山田さんにご挨拶に行く。
「かっこいいじゃない」と褒める昭和さんに「タキシードなんて落ちつかないけど、本の表紙の写真、カンヌに行ったときの写真なんですけど、寺山さんがタキシードだから」と! 「わたしも僭越ながら、写真の新高さんがお着物だったので着てきました」と云う。
そして新高さんにもご挨拶し、昭和さんとのツーショットから、縁台付近におわした寺山さんの写真を撮って、さらに昭和さんが「新高さん、うちの娘とも・・・」と云ってくれたので、「あらほんと!」「いえ、隠し子です、昭和精吾事務所のこもだです」という定番の挨拶あって、わたしも(贅沢にも昭和さんがカメラを構えての)新高さんとツーショットをとらせていただいた。
その後、みんながこれからも健やかに過ごせるようにと、大きな大きな円陣を組んで、新高さんの指揮でカツ入れし、一次会が終了、近所の居酒屋で二次会となった。
青森から駆け付けた英明さん、わたしは10年以上ぶり。公演にゲストで出ていただく折、飛行場までお迎えに行ったのを思い出す。規制が厳しくなり始めたところで、英明さん愛用の鉛筆を削るナイフを没収されて、返してもらうのに手間取ったのが思い出される。でも全然お変わりない様子。
二次会ではシィザーさん、稲葉さん・金子さん、タリさん、山田さん、石井くに子さん、カルメン・マキさんらというテーブルに昭和さんといっしょにつく。石井さんとマキさんは先月『星の王子さま』で拝見したばかり。おふたりとも、気取らず気さくで、やわらかな印象のかただった。
<2010.11.22の着物>

錦紗のターコイズ地の小振袖、紅葉などの小紋(wing)
赤い幾何学模様の帯(母の)
銀杏と和綴の本模様のちりめん(祖父の羽裏だった布)
三色マーブルの帯締(ママの)
螺鈿の櫛(祖母の)
紅葉と菊の羽織

「出版記念会」にちなんで、本の模様の布。

後ろ姿はこんな。
帰り際に「酔っぱらった顔だぞ」と言い乍ら写ってくれた昭和さんと。
今日はありがとうございましたー!

初めて見る生の新高さんは、昭和さんより年上と聞いているが、声の張りといい、パンツスーツで颯爽と歩く姿といい、面々に「ねえみんな、そうでしょう?」と語り掛ける調子のスピーチといい、まあパワーがみなぎっていて、今もってなお、看板女優の名にふさわしい女性だった。
寺山さんの短歌の朗読し、亡くなったばかりの浅川マキさんの歌「かもめ」を歌い、最後のリフレインでは「みんなも歌ってよ!」と呼びかけ、会場一体となっての大合唱となった。
そのあと歓談となったので、食事もそこそこに皆、懐かしい顔ぶれとの再会を楽しんでいる様子。
昭和さんを見つけて声をかけてきてくれる人達の半分が初めてお会いする方だ。
「昭和さん、会ったかたと写真撮っておきましょう」と云う。「いやあいいよう」とちょっと照れる昭和さんのカメラを奪い取り、ばしばし撮って行く。だって、同窓会なのだから。
※写真は昭和さんのブログにまとめてあげてあるので、そちらでぜひご覧下さい。
→昭和精吾の陸●海●空
着物でカメラ首から下げて、昭和さんと移動している私に通りがかりの蘭さんが「あらまりちゃん!おつかれさま。きれいねー、うんきれい!」と優しく声をかけてくださる。みんなをビデオ撮影している偏陸さんも「おっ今日着物?いいねえ。撮っておこう」とわたしまで撮ってくださる。ありがたいことだ。
この件でメールで何度かやりとりをした網走五郎さんも沖縄から駆け付けていた。
「あなたがこもださん?」と声を掛けてくださる。いまは沖縄でボクシングのジムにいらして、平成の「あしたのジョー」を育成中とのこと。
モノクロ写真や映像でしか見たことなかったかつての天井桟敷メンバーが次々現れて、頭がちょっと飽和。
そしてついに今日の主役の一人、山田さんにご挨拶に行く。
「かっこいいじゃない」と褒める昭和さんに「タキシードなんて落ちつかないけど、本の表紙の写真、カンヌに行ったときの写真なんですけど、寺山さんがタキシードだから」と! 「わたしも僭越ながら、写真の新高さんがお着物だったので着てきました」と云う。
そして新高さんにもご挨拶し、昭和さんとのツーショットから、縁台付近におわした寺山さんの写真を撮って、さらに昭和さんが「新高さん、うちの娘とも・・・」と云ってくれたので、「あらほんと!」「いえ、隠し子です、昭和精吾事務所のこもだです」という定番の挨拶あって、わたしも(贅沢にも昭和さんがカメラを構えての)新高さんとツーショットをとらせていただいた。
その後、みんながこれからも健やかに過ごせるようにと、大きな大きな円陣を組んで、新高さんの指揮でカツ入れし、一次会が終了、近所の居酒屋で二次会となった。
青森から駆け付けた英明さん、わたしは10年以上ぶり。公演にゲストで出ていただく折、飛行場までお迎えに行ったのを思い出す。規制が厳しくなり始めたところで、英明さん愛用の鉛筆を削るナイフを没収されて、返してもらうのに手間取ったのが思い出される。でも全然お変わりない様子。
二次会ではシィザーさん、稲葉さん・金子さん、タリさん、山田さん、石井くに子さん、カルメン・マキさんらというテーブルに昭和さんといっしょにつく。石井さんとマキさんは先月『星の王子さま』で拝見したばかり。おふたりとも、気取らず気さくで、やわらかな印象のかただった。
<2010.11.22の着物>


錦紗のターコイズ地の小振袖、紅葉などの小紋(wing)
赤い幾何学模様の帯(母の)
銀杏と和綴の本模様のちりめん(祖父の羽裏だった布)
三色マーブルの帯締(ママの)
螺鈿の櫛(祖母の)
紅葉と菊の羽織

「出版記念会」にちなんで、本の模様の布。

後ろ姿はこんな。
帰り際に「酔っぱらった顔だぞ」と言い乍ら写ってくれた昭和さんと。
今日はありがとうございましたー!
