創さんの初の書き下ろし新刊(去年冬発売)、買ったまま待たせてたのをやっと時期が来て読んだ。
駅を降りてすぐにある、いま満開のハナミズキによく似合う装丁。
以下、読書記録をまとめてる(過去の読書も整理中)ブクログから転載。
BookLogて名前も気に入ってる。
追伸)ブクログのレビューには気に入った箇所フレーズの引用もしてあるんですが、それは反映されてないようなので改めて。
駅を降りてすぐにある、いま満開のハナミズキによく似合う装丁。
以下、読書記録をまとめてる(過去の読書も整理中)ブクログから転載。
BookLogて名前も気に入ってる。
死者(不在者)のことを語る人たちの話を聞く物語。
複数の人が彼女について語れば語るほど、彼女の輪郭はぼやけていく。
でもどれが「ほんとう」とか「うそ」とかそんなことは関係なくて、そもそも関係の中にしか人は存在できないのだから、誰かが語る彼女も彼女の一部なのだ。
複数の人が彼女について語れば語るほど、彼女の輪郭はぼやけていく。
でもどれが「ほんとう」とか「うそ」とかそんなことは関係なくて、そもそも関係の中にしか人は存在できないのだから、誰かが語る彼女も彼女の一部なのだ。
追伸)ブクログのレビューには気に入った箇所フレーズの引用もしてあるんですが、それは反映されてないようなので改めて。
”いつまでたっても慣れないと、忘れられないと思うものはすべて、慣れようと思う前に慣れて、忘れようと思う前に忘れてしまったものの上に成り立っているから、慣れてしまったことにも、忘れてしまったことにも気づかない。”(横田創『埋葬』p.183)