『イト』キャスト
少年ヒカル:有栖川ソワレ
少女セカイ:大島朋恵
開発者ジミ:倉垣吉宏
開発者ラリ:こもだまり

おにいこと、倉垣吉宏主宰の舞台芸術創造機関SAI、第10回公演。
この「祭」という企画に沿い、敢えて台本を持ったまま、即興性を残しての上演形態とした。
むしろ絶対意図した風には伝わってないと思うので、どんな風に受け取ったのか聞いてみたい。
web上の言葉だけを読んで恋をしたヒカルくんのように、そういう誤解こそが今回の意図とも言える。
→ 【目次】5/28のイトへ|5/29のイトへ|写真集へ
少年ヒカル:有栖川ソワレ
少女セカイ:大島朋恵
開発者ジミ:倉垣吉宏
開発者ラリ:こもだまり




おにいこと、倉垣吉宏主宰の舞台芸術創造機関SAI、第10回公演。
この「祭」という企画に沿い、敢えて台本を持ったまま、即興性を残しての上演形態とした。
むしろ絶対意図した風には伝わってないと思うので、どんな風に受け取ったのか聞いてみたい。
web上の言葉だけを読んで恋をしたヒカルくんのように、そういう誤解こそが今回の意図とも言える。
→ 【目次】5/28のイトへ|5/29のイトへ|写真集へ
5/28【劇伴音楽】Cuu、Asohgi

セットチェンジの流れでお客様と会話したりしながらゆるゆると始まる本編。
雨のため床面が濡れていたり、予定外のことがいくつかあったけどそれも踏まえて上演できたかと。
粗い作りのところもあるけどそれもおにいの狙いといえば狙い。
Asohgiさんは出発ギリギリまで音作りして準備してくれたという。その電子音を暴力的に当てて来る。そしてその間隙の無音部分に、無音よりも一段上の静けさを演出するかのような、Cuuさんの優しい弦の音色。即興ながら見事なコントラストをイトの世界に与えてくれた。
(歩き回る演出のさなか、Asohgiさんのケーブルに足ひっかけて抜いてごめんなさい。あとで聞いたら大島さんにもケーブルかじられそうになってたとか。)
常川さんに「言葉が重なって増殖していくのとか、赤い糸がインターネットっぽくてよかったよ」と言ってもらったので伝わってるんだなあとひと安心。
5/29【劇伴音楽】Cuu、藤宮タク

お客様の配置が予定と違って、糸を張るのにも一苦労。
そういうのも楽しめ、という企画なのでそこは柔軟に対応・・・したつもりだが、昨日の糸よりちょっと切れ易い糸だったので、張り直すためにひっぱったら繋がってる大島さんが ぐえっ となってたり、台本の間に仕込んでたチラシを見失って探してたら台本の順番がおかしくなってお話を見失ったり、本気のトラブルもあったけどそういうのも楽しめ、という企画なので(略)
二回目なので勝手も多少つかみ、客席撮影したりして。台本もってうろうろしてるおにいとソワレちゃんも写ってる。

準備してる藤宮さんも激写。(+飛び込んで来たソワレちゃん)

昨日のスタンダードな選択に比べ、藤宮さんは攻めの劇伴で、予想できないところで音が入って来た。二度目のCuuさんも昨日と違ってたし、誰も昨日をなぞる気がないってのが『イト』らしくていい。
【写真集】

大島さんが着替えにいってしまい、一人欠けたスリーショット2連発。

帰りの挨拶に来た大島さんを捕まえた。

どや顔のヒカルくんは高校生。

ラリはスーツ男子役。
大島さん扮する我々の研究の成果・セカイちゃんが排除されるべき存在として扱われて、それを阻止することもできない、となって、おにい扮するジミがせめて自らの手で処分する、と決断。
そんなこと何も知らないセカイと、ラリがお別れをするシーン(そんな台詞もト書きもないんだけどね)は、いま思えば『死ぬ機械』の奥様とクオリア(母親と息子)の戦闘シーンに繋がってるんだな。ジミラリとセカイも親子みたいなものだしね。
ラストでリセットされたもういちど赤ん坊に戻ったセカイを、前のセカイのことを記憶しているヒカルくん(ソワレちゃん)が探しに来て、生身で出会い直す。そっと遠慮がちに手を繋いで歩き出すふたりをみてて、おにいナイスキャスティング!と思ったなあ。
わたし以外の3人は同い年という座組に呼んでもらって、おにいとやった「オトンとオカン」のエチュードみたいな掛け合いは、ひさびさに即興の楽しさを味わい。学生劇団の稽古を思い出した。
イト目次へ戻る
◎外部リンク(SAI 『イト』に関するブログ記事)
嘘と真実とイト。(倉垣吉宏『倉垣ノ記』)
ライヴ後記 0528 RDO-project・11311 2nd action “祭”(Asohgi[diary] )


セットチェンジの流れでお客様と会話したりしながらゆるゆると始まる本編。
雨のため床面が濡れていたり、予定外のことがいくつかあったけどそれも踏まえて上演できたかと。
粗い作りのところもあるけどそれもおにいの狙いといえば狙い。
Asohgiさんは出発ギリギリまで音作りして準備してくれたという。その電子音を暴力的に当てて来る。そしてその間隙の無音部分に、無音よりも一段上の静けさを演出するかのような、Cuuさんの優しい弦の音色。即興ながら見事なコントラストをイトの世界に与えてくれた。
(歩き回る演出のさなか、Asohgiさんのケーブルに足ひっかけて抜いてごめんなさい。あとで聞いたら大島さんにもケーブルかじられそうになってたとか。)
常川さんに「言葉が重なって増殖していくのとか、赤い糸がインターネットっぽくてよかったよ」と言ってもらったので伝わってるんだなあとひと安心。
5/29【劇伴音楽】Cuu、藤宮タク


お客様の配置が予定と違って、糸を張るのにも一苦労。
そういうのも楽しめ、という企画なのでそこは柔軟に対応・・・したつもりだが、昨日の糸よりちょっと切れ易い糸だったので、張り直すためにひっぱったら繋がってる大島さんが ぐえっ となってたり、台本の間に仕込んでたチラシを見失って探してたら台本の順番がおかしくなってお話を見失ったり、本気のトラブルもあったけどそういうのも楽しめ、という企画なので(略)
二回目なので勝手も多少つかみ、客席撮影したりして。台本もってうろうろしてるおにいとソワレちゃんも写ってる。


準備してる藤宮さんも激写。(+飛び込んで来たソワレちゃん)

昨日のスタンダードな選択に比べ、藤宮さんは攻めの劇伴で、予想できないところで音が入って来た。二度目のCuuさんも昨日と違ってたし、誰も昨日をなぞる気がないってのが『イト』らしくていい。
【写真集】

大島さんが着替えにいってしまい、一人欠けたスリーショット2連発。
帰りの挨拶に来た大島さんを捕まえた。

どや顔のヒカルくんは高校生。


ラリはスーツ男子役。
大島さん扮する我々の研究の成果・セカイちゃんが排除されるべき存在として扱われて、それを阻止することもできない、となって、おにい扮するジミがせめて自らの手で処分する、と決断。
そんなこと何も知らないセカイと、ラリがお別れをするシーン(そんな台詞もト書きもないんだけどね)は、いま思えば『死ぬ機械』の奥様とクオリア(母親と息子)の戦闘シーンに繋がってるんだな。ジミラリとセカイも親子みたいなものだしね。
ラストでリセットされたもういちど赤ん坊に戻ったセカイを、前のセカイのことを記憶しているヒカルくん(ソワレちゃん)が探しに来て、生身で出会い直す。そっと遠慮がちに手を繋いで歩き出すふたりをみてて、おにいナイスキャスティング!と思ったなあ。
わたし以外の3人は同い年という座組に呼んでもらって、おにいとやった「オトンとオカン」のエチュードみたいな掛け合いは、ひさびさに即興の楽しさを味わい。学生劇団の稽古を思い出した。
イト目次へ戻る
◎外部リンク(SAI 『イト』に関するブログ記事)
嘘と真実とイト。(倉垣吉宏『倉垣ノ記』)
ライヴ後記 0528 RDO-project・11311 2nd action “祭”(Asohgi[diary] )