昭和さんが寺山さんの生原稿を貸し出している企画展、『あしたのジョー、の時代展』の内覧会に伺った。外の大きな看板前で、「みんなでファイティングポーズだ。」と昭和さんが言い出して記念撮影。
※看板イラスト:(c)高森朝雄・ちばてつや/講談社

8/3には企画内イベントとして、昭和さんが弔辞を読むことになっており、その打合せも兼ねている。
担当の喜夛さんに「ちゃんとした機材がなく…」と前振りされて不安だったので、麻邑楽の力でアドバイザーとしてKEVINさん=西邑卓哲さんに同行してもらった(挙句上の写真も撮ってくれた)。百眼ではKEVINさん/こもださんだけど、麻邑楽だと卓哲さん/まりさんなので、本日は卓哲さんのほうな気分。
「昭和さん、百眼の『奴婢訓』で「越後つついし親不知」唄ってた西邑卓哲さんです。百眼で音楽を担当していてわたしのソr...」
「(遮って)おお、あれよかったよ。まさか『奴婢訓』で越後聞けると思わなかったし!」
昭和さんはシャイなので、初対面の時はだいたいこんな感じ。
倉垣おにいとの初対面も目を合わせなかったんじゃないかしら。
目は合わせないのに「このスーパーマンの詩を…」ってむちゃ振りはする(笑)


展示は何ブロックにも別れており、とにかく想像以上の大ボリューム。
あしたのジョーの連載に関するもの、その時代風俗に関するもの、ジョーに影響を与えたもの/受けたもの、同時代の作品、など。
見応えあった!

『あしたのジョー、の時代展』内イベント
「力石徹への弔辞(1970年3月力石徹告別式での弔辞朗読再演)」
出演:昭和精吾(元「劇団 天井桟敷」団員)
【日時】2014年8月3日(日)午後3時〜
【会場】展示室 →一階ロビーホールに変更になりました

会場:練馬区立美術館 練馬区貫井1-36-16(西武池袋線 中村橋駅徒歩3分)
入館料:一般500円/大学・高校生及び65〜74歳300円/中学生以下及び75歳以上無料
※割引・無料の方は身分証をご持参ください。
※入館料のみでご覧いただけます。

※※『あしたのジョー、の時代展』詳細
会期:7/20(日)〜9/21(日) 10:00-18:00(入館は17:30迄)
月曜休館(だたし7/21(月)・9/15(月祝)は開館、翌日休館)
主催:練馬区立美術館/朝日新聞社
https://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/museum/tenrankai/joe2014.html
力石徹の告別式関連の小部屋は(詳しいことはお楽しみのため書かないでおくが)、昭和精吾所蔵の原稿のほか、当時の写真や雑誌記事、昭和さんも登場しているパロディマンガ作品など。
そこを会場に弔辞を読む。なんか、わくわくしてきた。昭和さんも乗って来たのか、
「弔辞一本じゃさみしいから、何本かやりますか!」と言い出し、
「こもだとイッキが当時の詩を一本ずつ…」。
イッキさんと目を見合わせて「油断してたね」。
喜夛さんに「どのくらいの時間をお考えでしたか?」と聞いたら「30分くらいはやっていただきたいと思っていました」とのことなので、それならば構成しましょうという運びに。

昭和さん「マイクと、あとBGMを…」
喜夛さん「マイクはこれなんです…」
区のお祭りとかで使う、でっかい古いラジカセ(カセットテープが入る)マイクシステムが登場。
イッキさん「マイク一本でいけるかな?」
昭「音は出るの?カセット?」
まり「インプットあるから機材繋いで音は入れられますけど…音とマイク同時に流せますか?」
喜「はいおそらく」
卓哲さん「流せるけど、ひとつのスピーカーに混ざると聞こえづらくなると思います」
イ「別でラジカセがいるってことか」
喜「CDラジカセ探してみます」
昭「スタンドは長いのありますか?」
喜「短いかもしれません」
卓「うちに一本あるので、なければ貸せます」

みたいな感じでモノが揃ってきて、結果、CDで音源さえ用意すればいい感じに収まった。
音楽家に来てもらってよかった!

「展示も面白かったし、昭和さんの舞台裏を見れたのも面白かったです」と卓哲さん。
しかしあしたのジョーをちゃんと読んだことないってのは衝撃(わたしは全巻持ってます)。
「年表をみたことで結末を把握してしまった。」だそうだ。よかったのだろうか…。

そして打合せ後、昭和さんに、麻邑楽結成の報告をした。
雑居房結成の時には、1stライブで3マン(昭和精吾・母檸檬・雑居房)してもらったんだった。
麻邑楽でも、またなにか昭和さんと一緒にやれたらいいな。