
即興サントラ朗読ユニット「ふじみやたくとこもだまり」なるものについて書いてみようと思う。
文字通り「藤宮拓」と「こもだまり」で、わたしの朗読に藤宮さんが即興で演奏を重ねるというもの。
そもそもユニットという自覚もなく、「ふたりで組みます」って意識もなく、ふんわりとやり始めて、なんだか続いていて。
名前も表記も社長(藤宮さん)が決めたんだけど、たぶんわたしが平仮名だから全部ひらがなにしただけだと思う。
「音楽家と女優二人のユニット」という外見は同じなのに、麻邑楽との感覚の差がものすごくあることに気づいた(笑)
いやたぶん、麻邑楽始めなかったら、特に改めて考えずにふんわりしたまま続けていたと思う。
なんでだろう。たくとまりは朗読で、麻邑楽が歌から始まっているせいなのかな…?
(だって麻邑楽結成の時、むっちゃ真面目な決意表明みたいなの書いたよ。)
(なんとなく採用されちゃったことのあるこのロゴだって、ノリでiPhoneアプリで数分で作ったやつだよ。なんだこの気楽さは。)
よし、これまでをまとめてみよう。
vol.01 2012.09.16(sun) 「千のイチョウ」@新宿OREBAKO
vol.02 2013.03.23(sat)「卒塔婆小町 -火-」@Shibuya Last Waltz(ゲスト:倉垣吉宏)
vol.03 2013.07.15(月/海)<「ABE-KOUBOU≠安部公房」@神楽坂EXPLOSION(ゲスト:倉垣吉宏+TETRA。)
vol.04 2013.10.05(sat)「短歌零年」@神楽坂EXPLOSION(ゲスト:倉垣吉宏)
vol.05 2014.03.31(mon)「卒塔婆小町 -花-」@岩本町Eggman-tokyo-east(ゲスト:八木岳)
vol.06 2014.05.05(祝)「猫の恋」@高円寺無力無善寺(ゲスト:大塚尚吾)
vol.07 2014.08.14(sat)「綾の鼓」@神楽坂EXPLOSION(ゲスト:倉垣吉宏)
※たくとまりの歴史索引はこちら
初回から2年経ってて、次で8回目なんだ(驚)。(まとめ記事書いてないのが何個かあるのか。)
たくとまりは毎回、社長(藤宮さん)からテーマの提示があって、わたしがテキストを選ぶ。
(拓斗吉宏主導で始まった第三回の安部公房のみ、おにいからの提案。)
第二回は会場がラストワルツだから、ワルツをテーマにしたものってリクエストで「卒塔婆小町」を選択したら、二人で上演するバージョンを思いついて、おにいにゲストで参加してもらった。それ以来、ゲストを迎えるのが定番みたいになっているのか。
改めて眺めると、こうした構成台本を作ることが好きだし、人と声を重ねて作る作品にこだわりがある。【Air*】というわたしの個人企画が、まさにそこ。
さらに生演奏での語りは刺激的で、いい場を貰えて、続けられてることを幸運だなと思う。
真面目にだけど気負うんじゃなく、身軽に、気軽に、積み重ねてきた。
やりたいことも増えて行く。
そろそろ、映像まとめてみますかね、社長。
もっと振り返ればね。
社長とは廻天百眼の『鬼姫』初演で出会って、震災の年に思いつきでfujimiya.tvアコライブをやることになっても、そのあと継続的に一緒にバンドをやっていくなんて予想してなかった。これ(現在の紅黒ちゃん)もふんわり歩んでいる証しだなんだろうな。
紅黒ちゃんは大所帯だから次回ライブ予定はなかなか立たないけど、焦らずゆっくり、やっていきたい。今年も年越しライブあるのかなあ?