
8月25日、写真撮影をした。
早起きして、とある懐かしい場所に行った。
人通りが多く、声をかけられたり避けたりしながらの撮影だったが、スタッフの正悟くんがよく気のつく方だったので、大変さはなかった。
(あ。
撮影中に「肩を叩かれた」と思ってそっちを向くが誰もおらず「?」となっていたらカメラマンさんが笑って走り寄ってきて「・・・蝉が。」と、肩に停まった蝉を取ってくれたのは衝撃的な出来事でした。)
冒頭の写真は、そのカメラマン水野さんによる撮影風景を、高橋郁子さんが撮影したもの。
(被写体は、チラシの完成を楽しみにしてもらおうと、ちょっとぼかしました)
終わってごはんを食べながら雑談の最中に「idenshi195には自分の好きな人しか呼ばないですから!」と郁さんが断言したのを聞いて、ちょっと照れてしまった。
相性というのはある。
郁さんとは、激弾BKYUの看板女優・東野醒子(とうやさめこ)さんが引き合わせてくれた。
青蛾館の『青ひげ公の城』で共演した少し後、「まりちゃんに紹介したい脚本家がいます。きっと相性いいと思います。◯日に一緒にご飯食べるから、時間合ったら参加しませんか?」というメールをいただき、信用する醒さんが言うならと二つ返事で行った先で出会ったのが郁さんだった。
郁さんも同様の理由。『青ひげ』でわたしの朗読を聞いてはいるけれどわたしと認識して聞いたわけでもなかたのに、醒さんが太鼓判を押すならと信用して次の12月の朗読に出演依頼をくれて、それ以来のご縁。
醒さんの予想通りだった。
わたしが言う「戯曲は楽譜だ」というのを、こんなに近い形で思考してる人と会うのは初めてだった。出発点は違うのに同じ結論に達して、そこを究めようとしている二人を(そのことを知らずに)引き合わせるとは、醒さんは本当にすごい眼力の持ち主だ。
※詳しく知りたいかたは昔の日誌をご参照くださいませ。(一部内容が重複しています)
2011.12.7「潮騒の祈り◎台本=楽譜」
2014.11.4「高橋郁子さん」
そんな郁さんが見込んだ共演者の加藤美佐さん。
郁さんが15年前に初めて朗読用に書き下ろした台本を、現在の技法で産み直すという試み。
楽しみです。(高橋郁子ブログ記事はこちら)
チラシが出来上がったら、またお知らせします。
idenshi195 朗読劇「やわらかな鎖」
作・演出:高橋郁子
〜お姉ちゃん、あなたによく似たその愛は、もうないんだよ。〜
出演:加藤美佐(アトミックモンキー)/こもだまり(昭和精吾事務所)
2015年11月14日(土)14:00 /18:00開演
新宿 経王寺(都営大江戸線 牛込柳町駅すぐ)